世界一の平均寿命を誇る私達の周囲には健康を脅かす要因にあふれています。
 食生活が引き起こす摂取エネルギー過多と栄養の偏りや運動不足。さらに、職場内における多くのストレスや省力化による精神的・肉体的疲労の増大など、病気の原因は日常生活のあらゆる部分に潜んでいます。それらが複雑に絡み合い、私達の健康を徐々に蝕んで、気が付いたときには死の危険さえ否定できない取り返しのつかない状態に陥っていることが珍しくありません。それが生活習慣病です。
 印刷健保では、病気の予防に最重点を置いた積極的な健康体力づくり事業を展開しております。とくに健康診査は、自覚症状のない初期段階で生活習慣病の兆しを把握していただくため、全力を挙げて推進している事業です。
 被保険者の皆さんは会社の巡回健診による「生活習慣病予防健診」を通じて、またご家庭の主婦並びに女子被保険者は「婦人健診」、40歳以上の妻を除くご家族は「特定健診」という形で定期的に健診が受けられるような体制を整えています。
 さらに30歳から5歳刻みの節目、および50歳以上の被保険者、被扶養者(配偶者)の方々には、人間ドックに対する費用の補助を行っております。
 
 
若年者
生活習慣病
予防健診
生活習慣病
予防健診
婦人健診
特定健診
人間ドック
対象者
35歳未満の
被保険者
35歳以上の
被保険者
女子被保険者
・被扶養者(妻)
40歳〜74歳の
被扶養者(妻以外)
30・35・40・45歳
および50歳以上の
被保険者・

被扶養者(配偶者)
受診者
負担額
  (注)
2,000円
5,000円
5,000円
2,500円
組合補助を除いた額
オプション検査は
全額自己負担
平均契約
料金
(注)
7,400円
18,200円
17,600円
7,000円
日帰り 39,500円
組合補助額
契約料金と受診者負担額との差額
18,000円
実施方法
原則として事業所を巡回し、下記の検査項目一覧の検査を行います。
乳房診、子宮細胞診(医師採取法)を含む健診です。
委託先(東振協等)を通じ、医療施設、または設置会場にて実施します。
特定健診の実施案内
契約医療機関へ予約のうえ、所定の申込用紙にてお申し込みいただきます。
申込用紙
事業所より一括してお申し込みいただきます。
併せて、左の「令和5年度はこちら」より案内をご覧ください
東振協委託の実施案内及び申込用紙は、年2回(6月下旬、11月下旬)に事業所宛にお送りする予定です。
左の「令和5年度はこちら」より案内をご覧ください。
 
 同年度内(4月1日〜翌年3月31日)に組合補助は1回のみです。
  後に受診された分は全額自己負担となりますのでご注意ください。
 
(注)別途、消費税がかかります。
 
   
 
種 別
若年者
生活習慣病
予防健診
生活習慣病
予防健診
婦人
生活習慣病
予防健診
 
人間ドック
特定健診
対象者 35歳未満の
被保険者
35歳以上の
被保険者
女子被保険者・
被扶養者(妻)
30・35・40・45歳
および50歳以上の
被保険者・
被扶養者(配偶者)
40歳〜74歳
の被扶養者
(妻以外)
受けられる検査内容
身体計測等 打診、聴診、触診
問診(喫煙歴も)、身長、
体重、BMI、腹囲、
自・他覚症状の有無
 
生体検査 血圧
視力
聴力 ○(*3)
眼底 ○(*2) ○(*2)
眼圧、
呼吸機能(肺機能)




 
血球
(貧血等)
赤血球数(RBC)、
血色素量(Hb)、
ヘマトクリット(Ht)
白血球数、MCV、MCH、MCHC、血小板数
肝機能 GOT、GPT、γ−GTP
アルカリフォスファターゼ
(ALP
コリンエステラーゼ
(ChE)
総ビリルビン、総蛋白、
アルブミン、A/G比
脂質 総コレステロール
中性脂肪、
HDLコレステロール、
LDLコレステロール
またはNon-HDLコレステロール
糖代謝 空腹時血糖、
または随時血糖

(いずれか一方)
HbA1c
腎機能 尿酸(UA)
クレアチニン(CRE)、
推算糸球体ろ過量(eGFR)
免疫 血液型(ABO・Rh)、CRP、HBs抗原
梅毒検査 ○(*4)
尿検査 尿蛋白、尿糖
潜血反応
尿比重、沈査
婦人科 乳房診
(超音波またはマンモグラフィー)
○(*5)
内診
視診
子宮頸部細胞診
(医師採取法)
○(*4)
心電図(12誘導)
腹部超音波
胸部X線
胃部X線
35歳以上
実施
便潜血反応
*1:東振協で受診した場合の検査項目 *2:40歳以上の方について、医師の判断に基づき選択的に実施する項目 *3:被保険者のみ *4:オプション検査項目として有料の医療機関もあります。*5:マンモグラフィーは一部の健診機関に限られます。注:人間ドックの検査項目は医療機関により異なる場合があります。●=希望者のみ ▲=医師の判断に基づき選択的に実施する項目  
   
 
二次検査
(精密検査)
特定保健指導
対象者
 各種生活習慣病予防健診の結果、二次検査(精密検査)を要するとされた方
 各種健診の結果、特定保健指導を要するとされた受診者(40歳以上74歳以下)
受診者
負担額
 保険診療扱い

 
自己負担額が発生いたしますので、窓口でお支払いください。
自己負担なし
実施方法
 健診の結果、異常値が出た場合は二次検査(精密検査)となります。事業所を通じ、本人宛にお知らせします。
 一次健診を行った医療機関をはじめ、ご自宅や事業所の最寄の医療機関に一次健診の結果表をもって受診してください。
 健診機関より保健指導実施体制が整い次第、事業所を通じ、本人宛にお知らせします。
 事業主ならびに健保推進委員・ご担当者様へのお願い
 健診は大切な社員の健康管理の出発点となります。健診受診とともにその結果について、二次検査や専門家への相談や早期受診などを含めてご指導をお願いいたします。健診後のフォローこそ健診を健康管理に活かす必須の条件です。
 印刷健保では、保健師を皆様の事業所へ派遣するなど、健康づくりのお手伝いと疾病予防のご指導を実施しております。ぜひ、健保組合のこうした支援活動とサービスを十分にご活用ください。
 
 印刷健保では、健診の結果を次の7段階に分けて判定しています。
 健診結果表がお手元に届いたら、結果表に記載された判定表示やコメントをチェックしてください。
A判定
この検査の範囲内では異常がありません。
B判定
わずかな異常は認めますが、日常生活に差し支えありません。
C判定
日常生活に注意を要し、経過の観察を必要とします。
D判定
二次検査を必要とします。
E判定
治療を必要とします。
F判定
継続して治療を必要とします。
G判定
再検査を必要とします。
 ※特定健診は、健診結果により階層化されます。
 
 
 
 健診を受けることは大変大事なことです。社内にポスターを掲示したり、朝礼で必ず受診するよう呼びかけてください。
 また検査を受診するにあたっては次のような点に注意しましょう。
 事前の注意事項を守ること
 
予定された日に必ず受けること
 
二次検査(精密検査)は必ず受けること
 
不安や疑問は担当医に必ず伝えること
 
検査の目的は健康管理、以後の生活習慣をチェックすること
 
結果は保存しておくこと
 
結果を家族に知らせておくこと
 
継続して毎年健診を受けること
 次のようなことは正常な結果を反映せず、二次検査(精密検査)の対象となることもありますので避けてください。

午後9時以降に食事したら … X線検査で鮮明に写らない、血糖値や中性脂肪値が上がる
アルコールを飲んだら … γ-GTPが上がる

朝食を食べてしまったら … 血糖値や中性脂肪値が上がる、X線検査で内容物が写る
タバコを吸ってしまったら … 血圧が上昇する
  ジュース・コーヒーを飲んでしまったら … 血糖値や中性脂肪値が上がる
  睡眠不足や疲労 … 血圧が上昇する、尿蛋白がでやすい